From:押田力
いつも大変お世話になっております。
イノセルの押田です。
※今回は私が10年ほど前にセミナーで聞いた話をベースに
私なりの解釈を加えてお届けします。
話の主旨は鮮明に覚えているのですが、細かい部分はうろ覚えです。
そのため、今回は読みやすさを優先して、
一部の設定などを調整してお届けします。
これは、私が10年ほど前に参加したセミナーで聞いた、
講師の方の実体験です。
その方の娘さんは、学生時代に駅伝をやっていました。
非常に実力のある選手で、2年生の頃には、
すでにレギュラーとして走るような存在だったそうです。
ある冬の日、その講師の方は親として、
娘さんの駅伝の大会を見に行きました。
会場には多くの選手や関係者がいて、
寒い中、女子トイレには長い列ができていました。
ふと見ると、娘さんのチームの4年生の先輩が、
その列に並んでいたそうです。
何気なく見ていると、
その先輩は自分の順番が来てもトイレに入らない。
入らずに、また列の一番後ろに並び直すのです。
しばらくすると、また順番が来る。
でも、また入らずに後ろへ並び直す。
それを何度も繰り返していました。
講師の方は、不思議に思ったそうです。
「あれはいったい何をしているんだろう」と。
後で理由を聞いて、驚きました。
その先輩は、レギュラーの選手たちが
本当にトイレに行きたくなった時、
すぐに入れるように、ずっと列に並び続けていたのです。
自分が走るわけではない。
自分が主役として注目されるわけでもない。
寒い中、ただ並び続ける。
それでも、その先輩はこう考えていたそうです。
「チームが勝つために、
今の自分にできることがこれだから、
それをしっかりやるだけです」
そこには、悔しさや屈辱のようなものは
一切なかったそうです。
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そして2年後。
今度は、その講師の方の娘さんが4年生になりました。
チームには有望な1年生、2年生が入ってきて、
娘さんはレギュラーから外れていました。
その大会を、講師の方はまた見に行きました。
すると、そこに見えたのは、2年前と同じ光景でした。
ただし、今度トイレの列に並び続けていたのは、
自分の娘さんだったのです。
自分の順番が来ても入らず、また後ろに並ぶ。
レギュラーの選手たちが必要な時に、すぐに使えるように。
その姿を見た講師の方は、涙が出たそうです。
親として、娘さんを誇りに思ったそうです。
なぜなら、娘さんは「自分が走れないから終わり」ではなく、
「チームの勝利のために、今の自分にできることをやる」
という姿勢を持っていたからです。
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私は、この話にチームの本質があると思っています。
チームとは、全員が同じ役割をすることではありません。
全員が目立つ場所に立つことでもありません。
走る人がいる。
支える人がいる。
前に出る人がいる。
後ろで整える人がいる。
役割は違っても、目指すゴールが同じであれば、
それは一つのチームです。
会社も全く同じではないでしょうか。
営業、マーケ、人事、バックオフィス。
それぞれの仕事は違います。
見えやすい仕事もあれば、
見えにくい仕事もあります。
成果として表に出る仕事もあれば、
誰かが気づかないところで支えている仕事もあります。
でも、どの役割も欠かすことはできません。
大切なのは、
「自分が今、チームのために何ができるか」
を個々人が考え、行動することです。
自分の役割に誇りを持つこと。
仲間の役割に敬意を持つこと。
そして、チームの勝利を自分ごととして考えること。
それこそが、本当の意味でのワンチームなのだと思います。
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ビジネスにおいても、
一人ひとりが主役であり、同時に誰かを支える存在です。
今、自分にできることをしっかりやる。
仲間が力を発揮できるように支える。
外部にアピールできる華やかな成果だけでなく、
見えないところで組織の土台を支え続ける。
そして、同じ目標に向かって進んでいく。
あなたの組織では今、全員が「同じゴール」に向かって、
それぞれの持ち場で最高の貢献ができているでしょうか。
「自分が走れないから終わり」にしない。
そんな強さを持った組織を、
私も目指していきたいと思います。
本日も、最後までお読みいただき
ありがとうございました。
ー押田力
追伸:
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