「スタンプカードお作りになりますか?」
ついさっき、大阪の上本町のカフェで、店員さんから勧められました。
会計を済ませるときのことです。
おそらく、マニュアルがそうなっているんだと思います。
スタンプカードって、久しぶりに聞きました。
今日は、このスタンプカードについて書きたいと思います。
きっと、ビジネスを伸ばすヒントになると思います。
こういうスタンプカードって、高級レストランにはないですよね。
例えばですがリッツカールトンに泊まった時に
「スタンプカード作りますか?」
なんて言わないですよね笑。
でも、スタンプカードがうまく機能しているところもあります。
この違い、なんだと思いますか?
スタンプカードの効果
言わずもがな「リピート・来店頻度」を上げるためです。
例えば7回来たら、1000円割引しますよ。景品がもらえますよ。
みたいな感じです。
お客さんは、その規定回数の来店を頑張るわけです。
つまり、こういうお店は「来店頻度」を伸ばすことで、
利益が出る。
そういう設計になっていると読めます。
ではなぜ、高級レストランにスタンプカードがないのでしょうか?
高級店でも、来店頻度を上げたいはず。
なのになぜなのか、、、?
高級レストランにスタンプカードがないのはなぜか
高級レストランも、来店頻度が高いことに越したことはありません。
でも彼らのビジネスは「単価」によって支えられています。
高単価にするために、特別感を出すように工夫しています。
高単価にするためには、トレードオフ(あっちを取れば、こっちを捨てる)があります。
それは、「買って買って」「(お店に)もっと来て来て!」と言えないことです。
(わかりやすくするために)悪くいうと「買いたければ買えば」「食べたかったらくれば」みたいな感じの方がいいのです。
近寄りがたい、“質へのこだわり“を見せた方が、単価は高くなりやすいのです。
親近感は来店頻度を上げる。特別感は単価を上げる。
来店頻度をあげるために、「もっときてほしい」という暗黙の意思表示としてスタンプカードは良いと思います。
これはイメージで言うと、親近感を上げてくれると思います。
しかし親近感を上げすぎると、単価は上げづらくなります。
近寄りがたい、普段手に入らない、そういうイメージに「特別感」が生まれます。
特別感がある方が、単価を上げやすいです。
親近感と特別感。これは両立させづらいんです。
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スタンプカードの光と闇
親近感を上げる(来店頻度を高くすることを促すこと)ために、スタンプカードは良いと思います。
でも、単価を高くするためなら別です。
「買って買って」「(お店に)もっと来て来て!」といえば、
特別感が下がり、単価が上がりづらくなるのです。
苦しい部分でもあります。
買って買って。みたいな安売りしているような感じになると、
高い単価を払うお客さん層が離れるからです。
だからスタンプカードには、光と闇があります。
それは、スタンプカードを出すことで、
コストを意識する人を引き寄せます。
逆に価値を重視する人を離れさせるのです。
どっちが良いとかではない
これはどっちが良い悪いではありません。
親近感を意識する、特別感を重視する。
どっちも人それぞれの価値観であり、お店がどっちを重視するかも自由です。
ただビジネスの場合、どちらかを選ばないといけない。
その上で、売上や利益を伸ばすための戦術・施策を決めないといけないのです。
例えば、単価が低く来店頻度を上げないといけない。
そうなった時に、頻度を上げるスタンプカードや施策を試すのは、正しいと言えます。
ですが、単価を上げていきたい場合、
スタンプカードのようなものは、うまく機能しないかもしれません。
あなたが集めたいお客さんを決めること。
お店や会社として、重視するポイントや、提供したい価値を決めること。
その上で、売上・利益を伸ばす施策を決められます。
「あそこがやってて、うまくいってそうだから」というのは、
施策や戦術を決める理由にならないのです。
ー西埜巧祐
PS
同じ業種の会社やお店を意識するより、
他業種の会社やお店を意識した方が良いのかもしれません。
PPS
上本町って、なんて読むか知ってますか?
うえほんまちです。
かみほんまちとか、うえほんちょうではないんですよ。
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執筆者プロフィール
名前:西埜巧祐(にしのこうすけ)
株式会社Earnestness代表取締役
プロフィール:
これまで1000社以上にマーケティングを指導。
過去最高売上や集客の達成に貢献。
世界的なコンサルタントの著書「売るプレゼン」の監訳。
ウォール・ストリート・ジャーナル、
エコノミストメディアなどにも取り上げられた。
現在では、AIやAIエージェントを活用した
マーケティングやビジネスの仕組み化を支援。
イノセル株式会社創業者故内野氏に
マーケティングを指導したことがある縁から、
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現代表取締役の押田氏と共に提供している。
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