いつも大変お世話になっております。
イノセルの押田です。
弊社は10月が決算月です。
今日が今期の最終営業日ということもあり、
最近は今期の振り返りや来期の事業計画を考えることに
多くの時間を使っています。
その中で、改めて思ったことがあります。
「目標って、決める側と与えられる側では、
見えている景色が全然違うな」
私は以前、会社員として営業をしていました。
新しい期になると、会社から売上目標が降ってきます。
「えっ、こんなに高いの?」
「去年も大変だったのに、また上がるの?」
「いやいや、これどうやって達成するんだよ・・・」
正直、そんなふうに思ったこともありました(笑)
目標は会社が決めるもの。
自分は、その目標をどう達成するのか考える。
当時はそれが当たり前でした。
ところが、今は私自身が目標を決める立場です。
これが、思っていた以上に違うんですよね。
例えば、来期の売上目標を決めるとき。
まず考えるのは、会社をどんな姿にしていきたいのか。
掲げているミッションやビジョンを実現するために、
3年後、5年後にはどうなっていたいのか、ということです。
そこから逆算すると、来期はどこまで成長する必要があるのか。
そのために、どんな戦略や取り組みが必要なのか。
そうしたことを考えていきます。
もちろん、それだけではありません。
新しい仲間を採用するには、どれくらいの投資が必要か。
社員にこれくらいの賞与を支給したいと考えたら、
どれくらいの賞与原資が必要なのか。
例えば、賞与支給前の営業利益の一定割合を
社員に還元するとしたら、必要な営業利益はいくらか。
販管費を足すと、必要な粗利はいくらになるのか。
原価率を踏まえると、売上はいくら必要なのか。
こうして具体的な数字に落としていくと、
なかなか大きな目標になるわけです。
そこで、また考えます。
「いや、これを営業目標として落として、
本当に達成できるのか・・・?」
今の人員でできるのか。
生産性をどこまで高められるのか。
どんな施策を打てば実現できるのか。
理想から逆算した数字と、現場の実態から積み上げた数字。
その間を何度も行き来しながら、計画を考えます。
もちろん、絶対的な正解があるわけではありません。
考えて、悩んで、最後は決める。
そして、その目標に責任を持つ。
そんなことをしていて、ふと思ったんです。
会社員だった頃の私は、
こうしたプロセスの「最後に出てきた数字」だけを
見ていたんだな、と。
「なんでこんな高い目標なんだよ・・・」
そう思っていたあの数字にも、
経営者なりの考えや、実現したい未来が
あったのかもしれません。
もちろん、すべての目標が適切だったとは限りません。
でも、その数字が決まった背景を知ろうとしたり、
想像したりすることは、あまりなかった気がします。
これは、目標設定だけの話ではないですよね。
上司と部下、営業と管理部門、お客様と自分たち。
立場が違えば、持っている情報も見えている景色も違う。
自分には理解できない判断でも、相手には
自分の知らない目的や理由があるのかもしれません。
「自分に見えているものが、すべてではない。」
当たり前のことですが、意外と忘れてしまいます。
そして、今は目標を決める側になったからこそ、
もう一つ思うことがあります。
それは、決める側が、その背景を伝えることの大切さです。
自分の頭の中では、数字に至るまでの理由がつながっている。
でも、きちんと伝えなければ、相手には最後の数字しか見えません。
以前の自分がそうだったように。
数字を決めることと、そこに込めた思いや背景を伝えること。
これは、また別の仕事なんでしょうね。
来期の計画を考えながら、そんなことを感じた期末でした。
本日も、最後までお読みいただき
ありがとうございました。
ー押田力
追伸:
以前、休日に雨が降っていたので、
子どもたちと家で遊ぶことにしました。
せっかくなので、ニンテンドースイッチでできる
脱出ゲームに挑戦してみようと。
3Dの画面の中を動き回りながら、
謎を解いて脱出するゲームです。
次男がコントローラーを握り、
私は横から「あれじゃない?」「こっちじゃない?」と
やいのやいの言う係です(笑)
ところが、この謎解きが意外と難しい。
あれこれ考えても、全然進まないんです。
そうこうしているうちに、
今度は私の体調がおかしくなってきました。
なんだか、気持ち悪い・・・。
「ん? 何だこれ・・・?」
と思っていたら、
今度は長男まで「気持ち悪い」と言い出しまして。
えっ、二人とも??
一方、ゲームを操作している次男は、
まったく平気な顔をしています。
どうやら、私と長男は
3Dゲームに酔ってしまったようなんです。
そんなことあるの!?
しかも、操作している本人ではなく、
横で見ていた二人が酔うという・・・(笑)
結局、ゲームは途中で断念。
気分転換に散歩へ出かけることになりました。
いやー、謎解き自体は面白かったんですが、
まさか、こんな副作用があるとは・・・。
次回は、3Dじゃないリアル脱出ゲームを皆でやりたいと思います!
押田
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執筆者プロフィール
名前:押田力
プロフィール:
慶應義塾大学商学部卒業後、株式会社ジェイックに入社し営業、マーケティングを約12年間従事。その後、IPOに向けた人事異動に伴い財務、法務担当としてコーポレート領域を経験。その後、サイジニア株式会社にて経営管理部の一員として法務および子会社経理を担当。複数の事業会社におけるバックオフィス体制の整備・改善を推進する。
2024年よりイノセル株式会社に参画し、経営企画部にて管理部門全般の責任者を務める。2025年5月、代表取締役に就任。経営基盤の強化と組織成長の両立をテーマに、数字と人の両面から持続的な成長を支える経営に取り組んでいる。
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